Office MR

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企業広報全般サポート

パブリックリレーション/
プレスツアー/PRイベント

総合的な広報コンサルを実施、
宮古島から全国区へ
一般ユーザーからプロまで
幅広い認知を獲得

沖縄県 宮古島市

株式会社 パラダイスプラン

宮古島の海で採れるパウダースノーのような粒子の細かい塩を生産する。同島で生まれ育った代表が
「島を元気にしたい!」と立ち上げた地域密着型店舗「島の駅みやこ」は、
新鮮な島野菜やフルーツなどを取り扱い、宮古島内外から多くのファンが訪れる。

株式会社 パラダイスプラン

〈依頼・課題・目的〉

同社が沖縄県内で展開をしていた国内外の塩を集めた専門店「塩屋(まーすやー)」が東京都内ほか多店舗展開を開始した際、主に都市部の生活者に対して認知度を上げたい、という依頼。同社に在京メディアとのパイプがないことや、マスコミへの発信方法など明確に定まっていない状況のなか、広報サポートをスタート。塩に特化した専門店が他にない優位性や、宮古島の企業といった特別感を活かして、メディアに向けて丁寧に発信を行いました。

パブリックリレーションで
メディアとの良好な関係性を構築
メディアのひとりひとりの心に届く方法で、
「取材したい」と思わせる

まずは、企業についての理解を深める作業から始めます。宮古島にある株式会社パラダイスプランの本社、支店、工場、店舗などを見て回ります。また会社設立から現在までの社史を社長や役員からヒアリング。創業時のエピソードでは、当時の社長が抱えていた想いや、事業をスタートする際の心境まで、細かくインタビューし、企業の生い立ちを知ることを徹底的に行います。この際、社史の中で世の中に詳らかに公表することで広報的に役に立つ事実か、そうでないかも、広報のプロとしての目線で判断していきます。
次に企業がもつ、様々なコンテンツを吸い上げていきます。パラダイスプランでは、メインの製塩事業である「宮古島の雪塩」(以下「雪塩」)、また「雪塩」を使ったお菓子や美容などの関連商品、国内外の塩を集めた専門店「塩屋(まーすやー)」、宮古島の特産品を販売する「島の駅みやこ」などがありました。そのほか、宮古島内で開催するイベントへの協賛、島の農産物の仕入れ販売なども行っていたため、同社の取引先企業や観光協会などとの関わりにも理解していきます。
これらのコンテンツをバランスよく広報PRしていくことはもちろん重要ですが、特に世の中の動きや、生活者の興味関心なども移り変わりが激しいため、タイミングや時期は注意しながら、その時に注力してPRするコンテンツを慎重に選んでいくことにもこだわっていきました。そして、PR全体スケジュールを組み立てて、戦略的に発信していきます。

次にこれまで実施されていなかった、全国のメディアに対するプレスリリースの配信を行うこととし、塩の専門店「塩屋(まーすやー)」の新しい情報、同社が「島の駅みやこ」で初開催する「宮古島のマンゴー」のキャンペーンなどについて、次々と配信しました。

当社(株式会社OfficeMR)が得意とするのは、マスメディアひとりひとりへの丁寧なアプローチを行うことなので、プレスリリースはただ配信することでは終わらせず、新聞社の記者や出版社の編集者、テレビのディレクターなどにアポイントを取り、直接会って情報を届けていきました。アプローチするメディアは、主に総合的な情報を扱う雑誌、WEB、テレビ、また、新聞社や通信社は、文化部や、食品メーカー、観光を担当する記者が主になります。
ここで注意が必要なのでは、ただ情報を届けるだけでは、多忙なメディアの方々には貴重な時間を無駄にさせてしまうことになり、当方の印象も悪くなってしまいます。記者や編集者ディレクターらと直接会うときは、こちらが伝えたい情報を一方的に話すのではなく、まず相手が欲しい情報は何かを探ることを最も意識します。それは相手の担当している記事や番組を予め理解したうえでコミュニケーションをすることです。
トレンドを担当する記者に対しては、「いま宮古島への都会からの移住者が増えている」といった現象について情報を提供しました。また、観光や旅を担当する編集者には、宮古島と伊良部島(宮古諸島)が一般道の橋でつながった際には美しい宮古ブルーと言われる海上を車で走行できることや、宮古島ならではの食文化などについて細かく情報を提供。また、中小企業の経営者を取材していた記者には、パラダイスプランの社史や代表のバックボーンや想いについて代弁しました。
メディア側にいるひとりひとりの心に届ける方法で、パラダイスプランを取材してみたい、と思ってもらうことに注視して、丁寧にコミュニケーションを行い、良好な関係を構築していきました。

その後、メディアからの問い合わせが倍増したなか、朝日新聞東京本社の記者が興味をもち、現地取材へと繋がりました。現地では、本社や塩の生産現場、店舗などを予め取材しやすいようにスケジュールを組み、記者が柔軟に取材できるように手配をしました。特に意識すべきは、取材を受けるからといって特に背伸びをしないこと、いつもの現場の空気感でいることです。鋭い目線で取材をする記者に対しては、ありのままを見て感じてもらうことこそ、本質を伝えられるのです。社員へのインタビューの際には、それらのことを意識してもらいました。その結果、後日、朝日新聞全国版の経済面で2回の連載記事が掲載されました。全国の一般紙での記事の露出は、株式会社パラダイスプランにとって初めてのこととなり、全国から多くの問い合わせに繋がりました。

本社や製塩所がある宮古島にメディアの方々を招くという方法「プレスツアー」は、その土地の空気を生で感じてもらうことができ、言葉だけでは伝わらないことも記者ひとりひとりの心に伝わります。企画段階では、最も適した季節にセットし、取材してもらう内容を細かく調整していきました。
参加してもらう記者は、日頃からコミュニケーションを密に行っている在京メディアの方々で、それぞれ事前にどのようなテーマで取材をしたいか、ひとりひとりにヒアリングし、全ての要望が叶うようなスケジュールを組みました。2泊3日のツアーを企画し、毎日新聞東京本社、産経新聞東京本社、共同通信社、時事通信社の記者、キー局で企業系の番組を制作する総合演出を担当する方ら計6名に参加してもらいました。
結果、その全ての方々が、それぞれの媒体の特性にあわせ、それぞれの目線で取材をし、違った表現で記事や番組として露出しました。ある新聞社は、3回の連載記事として展開、また通信社は宮古島の観光の魅力を全国の地方紙に配信するため、日本全国の方々へ届きました。
プレスツアーは、1年に1度の目安で実施していきました。2年目の際は、前年に都合で参加できなかった方を中心に、3年目は、雑誌やスポーツ紙などを中心に行いました。

 

 

 

 

都内にて、メディア・関連企業向けの
大型懇親会を開催
約200名の記者、媒体担当者、
営業先などを誘致

宮古島の現地まで取材にきてもらうには、時間などのハードルがあります。そのため、都内でPRイベントを企画しました。目的は、メディアの方々との懇親、良好な関係を築くきっかけ作りです。また多くのメディアの方々にパラダイスプランや宮古島のファンになってもらうことでした。
宮古島に大型リゾートホテルを展開した最初の企業である東急グループに協力を得て、都内のホテルの宴会場で、宮古島に行った気分になるような、魅力を伝えるイベントを行いました。「島の駅みやこ」で取扱う特産品も会場に並べ、宮古島の泡盛の企業や、観光協会、航空会社などから協力を得て、大規模な内容で、楽しんでいただきました。宮古島に取材にきた方も、まだの方にも声をかけていき、関係取引先も含めて、約200名の参加者となりました。結果として、多くの方が宮古島へ興味、理解を深め、その後のよりよい関係を構築できました。

〈 成果・可能性 〉

これまでは宮古島の地元紙に記事が掲載されるのみだった企業が、大手新聞の全国版や通信社での配信によって全国への記事露出が実現。それによって、「宮古島の雪塩」をはじめ同社が展開するコンテンツや企業名が全国区へと拡がっていき、当初の目的を果たしました。また、各媒体に特集記事が展開されたことによって多方面からの反響があり、1年目のプレスツアーの約1年後に、テレビ東京「カンブリア宮殿」への出演にも繋がりました。そのほか、当時、女性誌で最も発行部数の多い人気の媒体で特集を組んで紹介してもらうなど、多くの層に届けることができました。

パブリシティ実績例

  • 新聞通信社(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、日経新聞、共同通信、時事通信ほか)
  • 地上波テレビ(テレビ神奈川「ありがとっ」日テレ「ニノさん」、TBS「あさチャン」、
    フジテレビ「めざましテレビ」、テレビ東京「カンブリア宮殿」、TBS「がっちりマンデー」ほか)
  • ラジオ(FMヨコハマ、ラジオ日本、文化放送ほか)
  • 雑誌(リンネル、大人のおしゃれ手帖、おとなの週末、日経ヘルス、横浜ウォーカー、
    OZ magazine、mini、天然生活、ほか)
  • フリーペーパー(メトロミニッツ、メトロポリターナ、SALUSほか)
  • WEB(毎日新聞経済プレミア、神奈川経済新聞ほか)